冬にやってくる鳥は比較的集団が多いような気がします。その中でも、マヒワとカワラヒワは大集団です。
ある日のマヒワですが、目の前の木に数羽が見え、カメラを構えたところ右の木から数十羽、100羽以上いたかもしれませんが、バサッという音と共に飛び立ちました。結構大きな音だったのでちょっとびっくりです。と驚いたのもつかの間、さらにその横の木からも同じくらいの集団が飛び立ちました。合計すると一体何羽いたのでしょうか。
その後、ほぼ毎回その場所では数十羽が群れていました。
カワラヒワは留鳥ですが、冬に大集団でやってくるのはその亜種のオオカワラヒワです。
そのオオカワラヒワ(見分けも難しいのでカワラヒワと書きます)も、葉の落ちた木々の間をあっちに飛んだりこっちに飛んだりと忙しく動き回っています。よほど美味しい実があるのか、同じ場所にいることも多いです。名前に“カワラ”と付いていますが、河原に限らず公園や山の中でもよく見ます。田畑のそばの電線にひしめき合いながら止っていることもあります。
マヒワとカワラヒワはどちらもアトリ科ですので、時として混在しています。カメラで見ても結構よく似ているので、帰宅後パソコンで見てどちらだったか、あるいは混在していたのか判別することもしばしばあります。
“アトリ科”と書きましたが、当然その本家がいます。
そのままの“アトリ”です。こちらも集団です。落ちている木の実を縦列で歩きながら食べている姿は結構微笑ましいです。ネットでは、十数万羽、時には百万羽を超える集団で移動する、とも書いてありました。さぞ壮観でしょうね。
カワラヒワとアトリは公園や河原、マヒワは少し山に入れば観察の機会は多いかと思います。
4月くらいまでは見られますので、まずはカワラヒワをアクトパルに探しに来て下さい。