この時期は秋の渡りの鳥がちらほら見られるのですが、前回書いた時と変わらず今期は会えずに終わりそうです。
数日前には、冬の鳥のアトリ・ビンズイ・クロジ・ジョウビタキを見ました。自然界は一気に冬へと入ったようです。
さて、林道を歩いていると野鳥だけでなく、動物にも結構出会います。そのいくつかを番外編として紹介します。
鹿・イノシシ・猿はおなじみですが、何故かここ笠取地区では猿には会ったことがありません。群のテリトリーから外れているのでしょうか。
番外編のトップバッターはテンです。
会った時は何という動物かは全くわかりませんでした。というのも、テンの顔は白っぽいと思い込んでいました。写真のテンは、顔は黒っぽく、身体も濃い茶色です。ネットで調べたら、夏の顔は黒いと書いてありました。納得です。以前ビワイチを歩いている時に琵琶湖畔でも会いましたが、その時は冬だったので顔が真っ白で全く別の動物と思っていました。どちらかと言うと白いテンのほうが良いですね。
それからキツネ。
ちょっとガスがかかっていた時のことです。前方の林道の真ん中に、何やらちょこんと座っている物体が見えました。立ち止まって見ていたら、やがて立ち上がりゆっくりと森に入っていきました。ふさふさの長い尾、ピンとたった耳、そしてこちらをじっと見た鋭い目は正にキツネでした。まさかここでキツネに会うとは思っていなかったので、カメラを出すのも忘れていました。写真は宇治川の河川敷で撮ったものです。
リスはいつ見ても可愛いですね。
動きが素早いので何度かに一度しか写真は撮れませんが、たまに、理由はわかりませんが木の株の上などで固まってしまうことがあります。木に同化して枝になったつもりなので見つからない、と思っているのでしょうか。こんな時は本当にピクリとも動きません。
タヌキはトコトコと道を横切ります。
何かユーモラスな動きが面白いです。素早さがないので、交通事故に巻き込まれる動物ではナンバーワンらしいです。ちょっとかわいそうですね。
最後にイタチ。
俊敏で獰猛で、我が家で飼っていたインコも何度も襲われました。それなのに、このかわいさはなんでしょうか。心境は複雑です。
イタチと言えば、家族みんなが大騒ぎをした懐かしい思い出があります。
私は田舎育ちで、実家のすぐ横には川が流れ、周辺は田んぼや畑でした。
子供の頃のある日、家の中にイタチが入ってきました。追い出そうと家族総出で追いかけました。ところが、私の机の下に潜り込んで出てきません。そうこうしているうちに何やら匂ってきました。これは経験した人しかわからないと思います。とても複雑な匂いで、結果、我々が外に出るはめとなりました。
イタチはその後、、、、してやったりと悠々と河川敷に戻っていきました。昔話のような本当のお話です。