“幸せの青い鳥”(2021.12.23)

来る2022年が幸せの年になりますようにとの願いを込めて本年最後は“幸せの青い鳥”です。

10月10日のNHK“ダーウィンが来た!”で“幸せの青い鳥”について放映されたのをご覧になった方もおられるかと思います。番組ではイソヒヨドリを”幸せの青い鳥“として、市街地に進出した理由や子育てなど、その生態を面白く見せてくれました。

番組でも紹介されていましたが、イソ(磯)と名が付くように、本来は海岸などで生息する野鳥ですが、かなり前から海岸からかなり離れた内陸部に進出し、ここ宇治でもほぼ毎日のように見ることができます。その理由は番組でも分析されていましたのでここでは割愛して、まずは姿を見てみましょう。

イソヒヨドリ①
イソヒヨドリ②

①は笠取周辺で見られる姿で、②は日本海の海岸で撮ったものです。生息場所によって個体差が出るようですが、確かに雰囲気は青い鳥です。ただ、私としてはお腹の、赤というよりレンガ色のちょっと濁った色が気に入りません。

ネットで、”幸せの青い鳥“で検索すると、イソヒヨドリの名は出てきます。しかし、”幸せの青い鳥御三家“という項目もありました。それには、オオルリ・コルリ・ルリビタキとなっていて、イソヒヨドリは含まれていません。

つまるところ、”私の青い鳥“は人それぞれということでしょう。

私は青とオレンジのコンビネーションが何とも言えない”ルリビタキ推し“としますが、みなさんはいかがでしょうか?

ルリビタキ

また、上記しましたように、イソヒヨドリはほぼ毎日のように見ることができますが、オオルリやルリビタキは、オオルリは夏、ルリビタキは冬と時期が限られ、いつでも見られるわけではないので、そのレアさを考えると、こちらのほうが巡り会った時の”幸せを呼ぶ鳥だ“と実感できるような気がします。

ここアクトパル宇治には、夏はオオルリ、冬はルリビタキ、どちらも来ています。ルリビタキはそろそろ来る頃です。木陰になった地表で餌を探しています。運が良ければ桜の枝に止っているかわいい姿も見られるかもしれません。慣れていないと少し見つけにくいですがチャレンジ精神で探してみてはどうでしょうか。

桜の枝にとまっているルリビタキ

もちろんイソヒヨドリもいます。ちなみに、コルリは1000㍍以上の高地に生息しているので、ほとんど見る機会はありません。

ところで、ノーベル賞作家メーテルリンクの名作”青い鳥“で、チルチルとミチルは”青い鳥“を見つけたのでしょうか。気になる方は早速書店、あるいは図書館へ。

以上です。

少し早いですが、皆様、良いお年を!

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