前回、オス・メスは機会があればまた、と書きましたが、ジョウビタキがあちこちで見られるベストシーズンですので、引き続きオス・メスを取り上げました。ジョウビタキです。
ジョウビタキは冬の鳥で、民家の近くや公園などでは普通に見ることができます。まずは姿を見てください。
前回同様並べてみました。いつもブログを見ていただいている方はすぐにおわかりかと思います。右がメスです。オスほどに色彩豊かではありませんが、地味、というほどでもありません。オスはオレンジが目立ち、結構近くでも見ることができますので、判別は容易です。メスは飛んだ時や羽をパタパタしている時に白がよく目立ちます。
アクトパル宇治では桜の広場で何度か見ました。地面で前方をじっと見ていて、しばらくすると数歩トコトコと歩きまたしばらく止っています。歩道からよく見えますので、歩道の柵にカメラを置くとブレもなく綺麗な写真が撮れます。川沿いの金網の上でも尾を振って止っているので注意して観察されると良いと思います。
もう一種、モズもご覧ください。
『モズが枯れ木で鳴いている』という歌にもあるように、冬によく見られるという印象ですが、ここ関西地方では留鳥で河川敷などではいつでもいます。肉眼ではオス・メスの違いはわかりにくいですが、写真に撮るとわかります。
オスには黒い過眼線があります。過眼線というのは、眼を横切っている線のことで、鳥の種類によって黒であったり白であったりします。木の枝で少し見にくいですが、眼の後方へ黒い線が走っているのがわかるかと思います。メスの過眼線は薄いかほとんど見られません。
他の鳥と比べると比較的長めに止っていますので写真も撮りやすいかと思います。また、飛んでもそれほど遠くには行きませんので、止った先を見渡すと比較的見つけやすい鳥です。
オス・メス一緒に写ったものもありましたので添付します。これはアクトパル宇治での一コマです。