年明け早々“ウソ”なのですが。。。
でも嘘ではありません。冬にやってくる、桜の芽が大好きな鳥がウソです。

群でやってきて桜の芽を手当たり次第食べまくります。各地の桜で有名な公園もその被害に頭を悩ませているようです。
ずっと昔(いつの頃かわかりません。平安時代かな?)桜の咲く時期にはウソを追い払う人を雇って桜を守った、と何かで読んだことがあります。嫌われ鳥だったのでしょうか。
私自身は、冬の木々の中で実をついばんでいる赤が目立つウソは好きな野鳥の一種です。今シーズンは一組のペアだけですが、昨年末に会うことができました。
あちこちで厄介者扱いされるウソも所変われば高貴な鳥となります。
福岡県太宰府の天満宮では、幸運を招く“神鳥”として祭られていて、境内の売店では木で作った“木ウソ”が縁起物としてお土産になっています。
笠取周辺では冬に何羽かの群でやってきて、ピーとか、ヒューといった口笛のような鳴き声で存在は結構わかりやすいです。

オスは喉が赤く、メスは赤は目立ちません。また、混在していることも多い亜種のアカウソもメスはほとんど赤味がなく、ウソのメスなのかアカウソのメスなのかはわかりません。ただ、確かめる必要も感じないのですが。

嘘ではない、ウソのお話でした。