この時期、ウォークバーディングをしていてセンダイムシクイをよく見かけるようになりました。
私の感覚では秋の鳥と思っているので、猛暑が続いている中でも季節は少しずつ進んでいるのかもしれません。
そのセンダイムシクイによく似ているのがメボソムシクイです。
その二つのムシクイ、区別の難易度はかなり高いです。自然の中で見るとほぼ一緒です。写真を見てよく似ていると思いませんか。
この二種のムシクイ、実は簡単に見分ける方法があるのです。それは頭頂です。
センダイムシクイには白っぽい頭央線があります。一方、メボソムシクイにはありません(写真参考)。
ただ、木の枝にいる鳥の頭はなかなか撮れません。それが難易度を上げている理由です。
実際、私自身まだセンダイムシクイの白い頭央線は写せていません。目視で頭頂を確認しているのでセンダイムシクイとわかっているだけです。
また、鳴き声が違うので、鳴いていればそれなりにわかるのですが、そう都合良く鳴いてくれるわけではありません。ちなみに、センダイムシクイはチーチー、メボソムシクイはジジジといった感じです。
さらに、最近(と言っても十数年前ですが)になって、メボソムシクイには何種かの亜種がいるとわかり、オオムシクイ、コムシクイ、メボソムシクイに分けられる、と書いてある図鑑もありますが、未確定の部分も多いそうです。
一般のバードウォッチャーにとって、そこまで区別する必要があるのかなぁ、とちょっと考えてしまいます。