ちょっと来い、と呼びつけられました(2022.10.16)

コジュケイという鳥の名前を聞いたことはありませんか?

コジュケイ

元々は外来種で、1919年頃に狩猟用として持ち込まれ野生化しました。図鑑には平地から低山の林内に留鳥として住む、と書いてあります。

突然現れるとニワトリかと思ってしまいます。この鳴き声が“ちょっと来いちょっと来い”です。それもかなり大声です。

まだ野鳥初心者の頃この鳴き声を聞き、最初は何かわからなかったのですが、多分鳥の声だと思い、周辺の木々を見渡しました。結局見つけられずに帰宅後図鑑をみたらコジュケイでした。そして、木の枝などではなく地表にいる、とのことです。どうりで上ばかり見ても見つからなかったわけです。

しかし、鳴き声を聞いて探すのも至難の技です。10回聞いても、多分一度も見つけることはできないと思います。林道を歩いていて、突然目の前を横切ることで見ることはしばしばあります。でも写真には撮れません。あっという間にヤブの中に逃げ込んでしまいます。

私が写真に収めたのは、林道脇で折りたたみ椅子を出してコーヒーブレークをしていた時、数メートル先に山から出てきたときです。コジュケイもびっくりしたのか、一瞬立ち止まりこちらを見ました。座っていたこともありカメラをがっちり構えることができ、私にしては焦点の合った良い写真が撮れました。

コジュケイ(伊豆城ケ崎にて)

もう一枚は、伊豆城ヶ崎で撮ったものです。ここでは結構人慣れしていて、公園内をウロウロしていると出会う機会も多いようです。どうしてもコジュケイの写真が、と思う方はちょっと足を伸ばして下さい。

“ちょっと来い、ちょっと来い”と呼ばれる度に近くまで行って、“来たよ!”と声をかけるのですが、まだ一度も挨拶に出て来てくれていません。

いつかじっくり会えることを期待して、今日も林道ウォークです。

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