誰でもどこでも見られる野鳥の代表的なものとして、スズメ・ムクドリ・ヒヨドリがいます。あまりに身近すぎてじっくりと見た方も案外少ないような気がします。
以前、鳥好きの方にスズメの写真を見せた時、これ何という鳥?と聞かれたことがあります。鳴いていたり、屋根などで止っている姿を見て、あっスズメだ、と経験で判断していて、特徴まではわかっていないのが現実ではないでしょうか。
これがスズメです
ムクドリは河川敷などで群をなしていますが、近年では都市部においては街路樹をねぐらにし、鳴き声がうるさい、糞が道路一面にあり迷惑、と追い出し作戦を実施、などとテレビでも何度も放映していてご覧になった方も多いと思います。
ただ、農業が主たる産業だった頃は、虫を食べてくれるので益鳥として大切にされていたようです。一羽で一年に1万匹の虫を食べると言われています。
時代とともにその評価も変わっていくようです。
ムクドリの特徴は嘴と足のオレンジです。
ヒヨドリは畑、民家近く、公園など、どこにでもいてピーヨピーヨとか、ヒーヨヒーヨと鳴いていてすぐにヒヨドリがいる、とわかります。ちなにみ、このヒーヨヒーヨという鳴き声からヒヨドリと名付けられたという説もあります。
これらの野鳥は身近なだけに、昔話や故事などによく出てきます。
例えば、“スズメの涙”。わずかなことの例えです。“スズメ百まで踊り忘れず”というのもあります。意味は、、、皆さんでお調べください。