今回も新規の鳥で、日本で二番目に小さな11㎝のミソサザイです。
ちなみに一番小さいのは10㎝のキクイタダキ(2021年10月10日のブログ参照)です。
写真でわかるように、後ろから見ると地味な色合いで、見つけることが難しい鳥の一種です。また、渓流や小さな川の目立たない場所でピョンピョンとよく動き、焦点を合わせる前に飛んで行ってしまいます。ただ、繁殖期はパートナーを呼ぶため体に似合わない大きな声で鳴くので、撮影にはこの時期がチャンスです。
短めの尾を立てて小刻みに震わせ鳴いている姿は微笑ましいです。巣作りも独特で、オスが二箇所以上に外側だけ作り、どれを選ぶかはメス。内側はメスが完成させるとのことです。
笠取では、2年くらい前から、それらしきものを見てはいたのですが、先月ようやく確認しました。オス・メス同色ということもあり、見たのがどちらかわからないのですが、こんな所にパートナーがいるのか、と思ってしまうような、ちょろちょろと水の流れている薄暗い場所でした。
あと一ヶ月少々、無事パートナーが見つかりますように。