サシバ(2024.09.20)

チョウゲンボウ、ノスリに続く猛禽類の一種サシバを見ました。

2~3年前から大きな木の上のほうでキーキーという鳴き声を聞いていて、サシバかな、と思っていたのですが、なかなか姿は捉えられませんでした。

先月中頃、トンビに追われたのか、鳴きながら上空を2度ほど旋回してくれサシバと確認できました。

サシバ 成鳥
サシバ 若鳥

サシバと言えば“タカの渡り”が有名です。

秋になると大群で南へ渡っていきます。ルート上にある観察地ではサシバやハチクマ(タカの仲間でサシバより大型)を合わせれば一度に数百羽にもなる姿が見られるそうです。

有名な場所としては愛知県の伊良湖岬です。9月末から10月上旬には多くのバードウォッチャーが望遠レンズを付けた大きなカメラで上空を見上げている姿は壮観、とのことです。

近場では京都府と滋賀県の境にある岩間山があります。また、その延長戦上にある京田辺市の万灯呂でも見られます。

日本野鳥の会京都支部の記述では、岩間山ではその数、数千羽にもなるそうです。

そのことを考えると笠取周辺も通過していて不思議ではありません。

私見ですが、その一部が醍醐山など笠取の山で繁殖しているのでは、と思っています。いつか親子で飛ぶ姿が見られるのではないでしょうか。

残念ながら笠取上空での写真は撮れませんでしたが、他の場所で写したものを添付します。

成鳥と若い個体です。面白いのは、褐色の縞模様です。

若鳥は縦、成長過程でその縞が横(横斑と言います)になっていきます。

猛禽類は興味が尽きません。

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